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くるすのblog - 20200703のエントリ

大腸内視鏡検査

カテゴリ : 
健康
執筆 : 
kurusu 2020-7-3 8:22

 今年2月に人間ドックを受けた時、便潜血反応が陽性でした。
これまでもそういうことは何回かあって検査を受けたのですが、いずれも異常ナシでした。
今回も多分異常ないと思ったのですが、矢張り内視鏡検査をしてみないとね。


というわけで3月にでも受けようと思ったのですが、丁度その頃から「新型コロナウィルス」の問題が大きくなってきて、病院に行くのも躊躇されるようになり、とうとう「緊急事態宣言」が出されてしまったのです。検査はそんなに急ぐことでもなかったので落ち着いてからということで6月、緊急事態宣言が解除されてから近所の内科の先生に紹介状を書いていただきました。

くるすは「心房細動」で「エリキュース」という「血液の抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)」をのんでいるので、内視鏡検査で万一傷をつけて出血した場合、手術などということにもなりかねないので、それ相応の対処ができるところでしか検査を受けられないのです。それで今「循環器内科」でかかっているN大学病院で受けることになったのです。

さて、先ず消化器内科で診察を受けてから内視鏡検査の予約をするのですが、6月23日に消化器内科に行き、6月30日に検査の予約をしました。問診票や家族の同意書、その他検査の説明などの紙をいただき、前日にのむ下剤ももらいました。

以前別の病院で検査したときに「大腸内視鏡検査前日に食べる検査食」というのを食べたので今回も訊いたら病院では無いというので薬局で購入しました。朝昼晩三食セットでレトルトのお粥やおかず、ゼリーやビスケット、などですが、消化もよくて、食べてはいけないものは含まれていないので安心なのです。おやつが付いているのもありましたが、くるすはおやつナシで1600円くらいのにしました。

それは前日ですが、三日前位から繊維の多い野菜や、腸にへばりつきやすいワカメやノリなどの海藻類、キノコ類、青身の魚、などを食べないように気を付けます。乳製品もよくないそうです。

  そうして前夜の下剤をいただき、また薬局で検査食を購入して一旦帰宅しました。検査三日前からお腹に残らないようなものを食べないようにします。
例として
朝:熱い紅茶にトーストを浸して、半熟卵、バナナ。紅茶はミルクを入れない。またトーストはバターやジャムをつけない。
昼:おにぎり(のり、胡麻、こんぶなどはなし)など。または素うどん。
夜:ごはん、湯豆腐(白身魚と一緒に)薬味はなし。
こんな具合で二日間すまして、前日は検査食だけ。空腹になったらお茶やあめ玉、エネルギー補給ゼリーなど。

そしていよいよ前夜9時に下剤をのみ効いてくるかと思い12時ころまで起きて待っていたが全くもよおさないので12時半ころには寝てしまった。朝方3時半に目が覚めてトイレに行くことになった。

当日、10時の予約だったが9時半ころ行った。今回は新型コロナウィルスの影響で4人だった。
女性がくるすの他に一人。彼女はここでの検査が2回目だそうで、
「前回はもっと大勢、10人近くいましたよ」
とのこと。

コロナのことがあるので「密」にならないように人数を制限したようだ。まぁ余り大勢だとトイレが混んで困るのでこのくらいが良いのではないでしょうか。

で、看護師さんが血圧を測ったり幾つかの問診をして検査の説明もしてから、洗浄液を飲み始めた。先ず1リットルをゆっくり飲んでいく。

他の3人は何回もトイレに行っているのに、くるすは一向にもよおさない。看護師さんが心配して何度も様子を見にきてくれたが、
「フロアを少し散歩して動くとよいかもよ。」
というアドヴァイスをして下さったので、その辺を少し歩いてきた。
のみ始めて一時間くらい経ったころから漸くもよおしてきた。

1リットル飲んだところで水かお茶を500ml飲むことになっている。実際にはそんなに飲めない。他の方々は皆さん便の状態も透明になった、ということで、くるすも程なく合格!
12時45分に検査室の前に行くことになった。

今回の4名は全員高齢者で男2女2だった。その内の一人の男性はかなりのご高齢で、付き添いのような人が付いてきていた。娘さんかお嫁さんかという感じでした。その男性は歩行器を押しながらトイレに行っていたが、付き添いの人も大変そうだった。この方は歩行器を押しながらでも歩けるからまだ良いが、歩けないような人だったらこういう検査はどうするのだろうか、と思ってしまった。ま、何か方法があるのでしょうね。

さてさて、前置きが大変長~くなってしまいましたが、13時から検査に呼ばれました。

検査は女の先生一人で行われました。厚いカーテンのようなもので仕切られた隣りのコーナーでは別の男性が検査を受けるところでした。そこのブースにはドクターの他に助手みたいな人がいるようでした。

検査着に着替えてから、腸の筋肉の動きを止める薬を注射してから始めました。肛門に麻酔のゼリーのようなものをぬりました。モニターが二台あって両方とも見ることができました。最初にカメラを大腸の奥まで入れてしまい、その後戻りながら観察をしていきました。時々圧痛がありましたが、まぁ我慢できる程度でした。以前、他の病院でやった時は少し眠くなるような注射をしたのでいつの間にか終わってしまった感じでしたが、今回は麻酔はしませんでした。

隣りの男性はくるすよりも若干遅れて開始したようなのですが、20分くらいで先に終わってしまいました。くるすの方は30分くらいかかったようです。一通り見て、終わり、お尻を拭く温かいおしぼりをもらい、検査着もおしぼりも全部廃棄処分するので、着替えてから丸めてまとめておきました。

一週間後に消化器内科の先生の診断があるのですが、当日の検査をした先生からは「潜血反応陽性の原因となるような所見は見当たりませんでしたよ~」ということでした。

一週間後:

7月7日、消化器内科を受診しました。内視鏡をしてくださった先生は「異常はみられませんね~」と仰っていましたが、消化器内科の先生が診ると違った結果が出るのかな~と、少し不安でした。

診察室に入ると先生はニコニコしていらしたのでちょっと安心。
先生は
「潜血反応陽性の原因となるような異常はみられませんでしたね。この先二年くらいは大腸に関しては内視鏡検査はしなくても大丈夫ですよ。AクリニックのA先生にはお手紙を書きましたので送っておきます。」とのこと。

くるすが「来年の2月にまた人間ドックがあるのですが、その時また陽性になっても内視鏡はやらなくて良いのですか?」と尋ねると、
「内視鏡はいいでしょう。その翌年にもう一度検便をして、その時の結果で決めたら。内視鏡検査は精神的・肉体的に負担が大きいですし、金銭的にも大きいですからね~」と仰いました。

経済的なことは大したことないからまだ良いのですが、肉体的負担はすご~く大きいです。これまで何回か受けましたが、2015年ころまでは、腸洗浄液はイヤですが何とかかんとか言いながら飲めましたけど、今回と二年前の時は本当にきつくて、途中で気持ち悪くなったりしましたからね~。

それと、先生から嬉しいお話が、
「この年齢でポリープが一個もないですから、この先大腸がんになる可能性は極めて少ない、殆ど大丈夫と言ってもいいくらい。」と(*^-^*)

そういう訳で、くるすの大腸内視鏡検査は無事に終了したのでした。

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